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「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」認定されました

「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」認定されました

練馬区の歯医医院、「すずしろ歯科」は、厚生労働省より「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に認定されました。
これまで歯医者に通う患者さんは、虫歯などの治療が目的、という方がほとんどでした。ところが、歯医者で定期的な検診を受け、お口のメインテナンスを継続すると、年齢を重ねても歯周病や虫歯によるお口のトラブルを予防できることが立証され、より多くの歯を残せることがわかりました。歯科疾患の重症化を予防するためにも、かかりつけ歯科医院を持ち、お口の健康を維持するための取り組みを勧めています。
「すずしろ歯科」は、地域のかかりつけ歯科医院として歯科医療の向上を目指し、皆さんのお口の健康を守るために尽力いたします。

 

「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」とは?

「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」とは、平成28年に厚生労働省が定めた新たな虫歯や歯周病の重症化予防のための新制度で、極めて厳しい審査を経て認定が行なわれるため、認定院は全国の歯科医院の中で約10%ほどです。

この制度に認定された歯科医院では、虫歯や歯周病の重症化予防治療に対して保険の適用が受けやすくなりました。
通常、保険制度は「治療」を中心に適用され、「予防」に関しては適用されないのですが、「厚生労働省が制定した新制度に認定された歯科診療所」限定で、「予防」についても、患者様が診療を受けやすくするため保険適用の範囲を拡大適用するという制度です。

ご来院いただく患者様へのご負担を軽減し、より安心して診療をうけていただくために、「すずしろ歯科」は厳しい基準の審査を経て、認定を受けました。
「すずしろ歯科」は患者様により安心して、できればご負担も抑えて、虫歯予防・治療のお役に立てればと尽力しております。
「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」制度について、ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

「かかりつけ歯科医院」の施設基準

「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」は、厚生労働省が定めた厳しい設備基準をクリアした地域完結型医療推進を行う歯科医療機関です。具体的には、以下の条件を満たすことが求められます。

  • 医療安全対策、感染症対策に関わる研修、また高齢者の口腔機能管理や緊急対応時の研修を修了している複数人の歯科医師が配置されていること。
  • 口腔メインテナンスができる歯科衛生士が1名以上配置されていること。
  • 訪問診療における偶発症など緊急な対応を要するときに、別の保健医療機関と連携体制がとれていること。
  • 訪問歯科診療を行い、歯周病治療終了後も継続的なメインテナンスに取り組んでいること。
  • 地域で在宅医療を行う医科と連携体制が整っていること。
  • お口の中で使用した歯科医療機器などは、患者さんごとに交換し、専用の機器で洗浄・滅菌処理を徹底し、感染症対策を講じること。
  • 被せ物や入れ歯調整など、歯科治療時に飛散する細かな物質を吸収する、歯科用吸引装置などを設置していること。
  • AED、救急蘇生セットなど、医療安全対策に必要となる十分な設備が整い、対策内容を院内に掲示していること。

上記の基準を満たして認定を受けることはとてもハードルが高いため、認定を受ける医院は全国の歯科医院でもわずか10%ほどです。当院はこの難しい基準をクリアし「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」の認定を受けております。

 

患者様へのメリット

「かかりつけ歯科医院」として厚生労働省に認定されている当院では、歯周病治療後の経過観察のための毎月のメインテナンスに健康保険が適用されます。また、虫歯予防のためのフッ素塗布も、子どもだけでなく大人も健康保険が適用されます。
虫歯や歯周病は、自然治癒することはありません。お口のトラブルは、年齢を重ねるとともに重症化し、最悪な場合は抜歯になることも。また、近年の研究では、歯周病が全身疾患の要因ともなり得ることがわかってきています。健康な体とお口を保つために、予防歯科への取り組みはとても重要です。

当制度による患者様のメリット

  • メンテナンスに
    保険が適用されます

    当制度に認定された当院では、歯周病治療後のメンテナンスを行なう場合、保険適用を受けられるようになりました。

  • 虫歯の予防(フッ素塗布)に保険が適用されます

    子どもの治療だけではなく、大人の治療に対しても、フッ素塗布を保険を使って行なうことが可能になりました。

  • 訪問ケアに保険が適用されます

    お口のお悩みがあっても来院できない患者様に対し、保険適用で治療の機会を提供できるようになりました。

当制度の認定により保険適用範囲が拡大され、治療内容に応じて患者様の自己負担額を軽減できるようになりました。ご不明点は当院までお気軽にお問い合わせください。

 

医療安全対策に十分な設備

歯科治療では、唾液や歯を削ったときに飛び散る削りカスなど、空気中に様々な汚染物質が飛散するリスクを伴っています。そのため、細かな空気中の浮遊物質も吸収する歯科用吸引バキュームの設置が義務付けられています。他にも、患者さんのお口の中で使用した治療器具の滅菌・消毒を行う専用装置も必要と定められています。
患者様がもしものときに、緊急対応するための設備も整備しています。自動体外式除細動器(AED)、経皮的酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)、酸素供給装置、血圧計、救急蘇生セットなどを院内に保持し、医師は緊急対応用の研修を修了しています。